35歳の終活 その1

今年に入って大切な人が2人亡くなりました。

1人は祖父。1人は人生の師匠。

更に子どもの頃に面倒を見てくれた人が2人亡くなった事を最近聞きました。


あまり今まで身近に死を感じることがなかった私。

今回一気に経験し、考えるのは自分の死についてです。

人間いつ死ぬかなんてわからない。明日死ぬかもしれない。

そして今自分が死んだらどうなるのか。


まずは遺族が悲しむ暇もない位の沢山の手続き。

淡々と進んでいくとはいえ、やはり色々と細かい問題が出てくる。

正直お金さえあれば、依頼して解決!ってなるだろうが

そこは宝くじでも当たらない限り(買ってもいない笑)残すことができない。


せめて今自分が生きているうちに、

解決できるものはスッキリさせておきたいなと思ったのです。

 

私はこの35歳の1年間かけて、

自分がいつ死んでも良いように整理することにしました。

最終的には、全てを「遺書」にまとめていきます。


まず最初に取り掛かったのは物理的に大変な荷物整理。

未婚・そして子供もいないので、捨てるのは親とパートナーがメインになるでしょう。

出来るだけ負担を減らしたいと思い、まずは先日実家にある私の荷物を整理してきました。

私がかなり甘えているのもあり、相当な荷物を置いてもらっていまして。

イベント出店、イベント制作の荷物などもかなり整理しました。

手帳・書類・イベントで使う布・テント・古くなったアロマオイル・照明

古いケーブル・アクセサリー・ディプロマなどなど

本当に色々なジャンルの物が出てくる出てくる・・・! 

 

思い出の品もありますが、基準となるのはあくまで

『自分が死んだ時に必要かどうか』

です。


ただ、基準を通り越して残しておきたいものもありました。

その中の1つがこちら。

こちらも先日逝去した、

クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」で録音した私の心臓音のCD。

私が死んでも、私の心臓音はここでずっと流れ続けるのです。

CD自体は破棄するか悩みましたが、やはり想いがこもっているので

これは最終的に「遺書」と一緒に保管しようと思います。



1日整理しましたが、結果終わらず・・・。

また次回も荷物整理していきます。