映画日和
今日は朝7時半の電車に乗って移動。
そういえばこんな通勤時間に電車に乗るのも久しぶり。
と思い、毎朝のルーティンの漫画を早々に読み終えてしまったので
珍しく映画を見ることにしました。
実は映画やドラマを見るのが苦手で。
ADHDの特性もあるのか2時間じっとしてることが出来ないんです。
なので私としては一人で都合が良い時に
ちょこちょこ見るくらいのが集中しやすいのです。
今日見たのはアニエス・ヴァルダの「幸福(しあわせ)」
アニエス・ヴァルダは以前amazon primeで
偶然見つけた「顔たち、ところどころ」で知ったのですが、
彼女の映画自体は見たことがなかったので気になっていたのです。
一緒に出てたJRはワタリウムの顔の写真の展示で話題になってましたね。
さてさて、今日の最初の目的地は三軒茶屋。
湯河原からは品川まで行って、山手線で渋谷からの田園都市線に乗り換えです。
「幸福(しあわせ)」は1965年の作品で、当時のフランスの家庭が舞台です。
家の内装・ファッションなどたくさん散りばめられた色がとても可愛い。
品川まで幸せな家族像を微笑ましく見ていました。
むしろ幸福論的には理想に近いほど。
山手線に乗り換えたあたりで、不穏な空気が見え隠れして、
渋谷駅からのラスト15分。心の中でずっと叫んでました。
仕事終わったあとにまた最後の15分だけリピートして見ちゃいました。
映像の美しさ、音楽のチョイス、そして主人公の選んだ人生が
合っていないようでピッタリ合っていることにやや恐怖を感じるし、
現実にありえなさそうで、実は世の中に溢れている日常であることに
なんとも言えない違和感が残るのです。
「幸福論」や「自分が生きる理由」って
定まり過ぎていたり、決めてしまうことは改めて危ういなと感じました。
そしてこの映画、映像や背景は50年以上前だけど、
人の特性的なものは今と変わらないのも面白いのです。同じ内容で現代版作れる。
それだけ人も変わらないってことなんでしょうね。
他のアニエス・ヴァルダの作品も興味が沸いたので見てみます。
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